著者の田中です。現在勤めている会社がアルバイトを許可しているかどうかにもよると思います。アルバイト禁止の会社であれば、当然、副業は認められませんので、申告すること自体が社則を守らないという申告にもなります。アルバイトを許可している場合には、「申告する＝副業をしている宣言」となりますので、それが是が非かは、[たーたん] さんの感覚によるものと思います。

「確定申告の際、住民税欄にて普通徴収を選択すると、会社勤めでも副収入があることを会社に知られない」ということを聞くことがありますが、その辺の仕組みが専門家ではないのでよくわかりません。会計事務所や税理士さん、もしくは商工会（商工会議所に知り合いがいれば聞いてみて下さい。税務署でも無料相談会等がありますので、教えてくれると思います。

答えになっていないかもしれませんが、申告手続きでのレアケースや法的手続き等は、専門知識が必要になり、無責任にアドバイスできませんので、ご理解ください。どうぞよろしくお願いいたします。

Name：田中 正志　　Date：2010年10月13日 15:30

著者の田中です。[たーたん] さん、読んでいただきありがとうございます。「正社員で仕事をしている場合でも、開業届けを出しても構わないのでしょうか」ということですが、出すことはできます。正社員で働いていることと、ネットショップでの開業は別問題になるからです。

「確定申告もネット開業分だけ申告することは可能なのでしょうか」についてですが、これはできないと思います。開業届を出すということは課税対象になるということですが、確定申告は、その事業での収入と給料等他の収入も申告する必要があるからです。例えば、私田中がAというネットショップを開業しているとします。私はBという会社から給与を得ているとします。となると、確定申告には、ネットショップAの収入とBからの給与を収入として申告します。合わせてネットショップAにかかった経費を申告します。Bからの給与は通常源泉徴収されていますが、ネットショップでの所得税は確定申告にて計算します。（源泉徴収されている所得税は、確定申告で計算した税額から差し引くことができるので、二重に課税されません）これによって、私田中の所得税が確定することになります。つまり、一人の人に対してはまとめて確定申告する必要があるということです。

どうしても、確定申告をネットショップ分だけにしたい場合には、ネットショップを法人化する方法があります。法人化すれば、[たーたん] さんと別の人（会社も法人という人）になりますので、ネットショップを運営している法人の確定申告をすればよいことになります。しかし、[たーたん] さんが、このネットショップの法人から給与または役員報酬をもらうことになると、[たーたん] さん自身も別途確定申告をしなければなりません。「一人の人に対してはまとめて確定申告する必要がある」といいましたが、複数からの所得がある場合には、全ての所得を合計して確定申告しなければならないからです。

北欧雑貨を中心とした雑貨のネットショップをお考えということ、楽しみですね。がんばってください。参考になれば幸いです。

開業届については、このフォーラムの
「個人事業の開廃業等届けを出すタイミング」http://nsf.shoeisha.com/thread/43/
「くろすけ」http://nsf.shoeisha.com/thread/34/
「法的手続きについて」http://nsf.shoeisha.com/thread/16/
「手作りのお菓子」http://nsf.shoeisha.com/thread/13/
も参考にしてください。

Name：田中 正志　　Date：2010年10月12日 15:11