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季刊ECzine vol.18定点観測

既存課題を解決して体験をリッチに 動画のポテンシャルを再認識しよう

 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。エッジの久保田さんに、動画について聞きました。 ※本記事は、2021年9月24日刊行の『季刊ECzine vol.18』に掲載したものです。

「点」ではなく「線」で 顧客とつながる長期目線を持とう

 各社のオンライン販路拡大、デジタル上でのコミュニケーションや情報訴求が活発化する昨今、久保田さんの下にも2021年春から夏にかけては広告出稿の相談や依頼が相次ぎ、市場の盛り上がりを体感していると言う。

「コロナ禍を踏まえ、きちんとインターネット広告やデジタルチャネルを通じた広告宣伝費の予算を確保する事業者が増えたことも、相談が増えている理由のひとつと言えるでしょう」

 これまでは新規顧客を増やすため、露出量を増やす視点での動画制作や「点」での接点創出依頼が多かったが、事業者からの要望にも変化が訪れている。

「チャンネル登録数を増やしたい。そのために、継続的にコンテンツを作る体制を整えたいがどうしたらいいか。このような相談が増えています。進んでいる企業はすでに社内にスタジオを設け、自社でコンテンツ制作を進めています。短期集中型で露出を獲得するのではなく、月数回、週1回など定期的にコンテンツをYouTubeなどにアップし、継続的に顧客と交流を図る。YouTubeに集うファンを増やして商品の良さ、事業者のメッセージをしっかりと届け、受け止めてもらう。予算の使いかたが長期目線にシフトしている印象です」

 こう伝えると、「継続的にコンテンツ発信を行うネタがない」と悩む人もいるかもしれない。久保田さんは、「気負う必要はない」と補足した上でこのように続ける。

「実店舗を持つ事業者の場合は、スタッフが普段店頭で行っている商品紹介や接客を動画撮影し疑似体験してもらう。EC専業の場合は、商品開発に携わるスタッフが企画の意図や経緯、こだわりについて語るような形で十分にコンテンツとしては成立します。継続的な情報発信は、事業者にとっても資産の蓄積につながります。自分たちの強みや思い入れが強い部分を、できる形で言語化・映像化する。まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか」

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