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ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2022 Spring

2022年3月17日(木)10:00~16:10

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季刊ECzine

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インバウンドビジネス最前線

コロナ禍のインバウンド激減で越境ECが再注目!売れる自社サイトを作るコツはモールとの併用にあり


 コロナ禍でインバウンド観光客が激減!売上を補填すべく、越境ECサイト制作へのニーズが殺到していると言う。株式会社ジェイグラブ 代表取締役 山田彰彦さんに、改めて越境ECの売れるノウハウを伝授してもらった。

インバウンドの売上減を越境ECですぐになんとかしたいと言われても

――御社ジェイグラブは、越境ECサイトの構築実績が豊富なことで知られています。まず、コロナ禍によるECへの影響を教えてください。

山田 まず海外のEC事情についてお話しすると、Adobeのデータによれば、アメリカは25%、イギリスでは33%など、ECサイトでの利用率は上昇しています。売れ筋商品としては、商品としてはフィットネス系の商品、たとえばプロテイン、サプリメント、ランニングマシン、バーベルセットなど。子どもと遊ぶためのゲームや、デジタル系だとパソコン、タブレットなど。やはり、家で過ごすための商品が売れたわけです。

 日本においてもECでの購入は増えたというデータが出ていますよね。ECに対してポジティブな印象を持っていなかった人たちも、ECで買わざる得ない状況でしたから。今の段階ではECサイトでの売上が落ちる兆しはありません。

ジェイグラブ株式会社 代表取締役 山田彰彦さん

――ジェイグラブに寄せられる、ECサイト構築などの依頼はどのような状況でしたか?

山田 3月、4月は異常でした。1日に何本も「越境ECサイトを作りたい」というお問い合わせをいただきました。ほとんどが、インバウンド系の企業様からのお問い合わせでした。自転車レンタル、SIMカード、ホテル民泊、お土産専門店まで幅広くです。ある日、とある企業様からいただいたお電話では「売上が90%以上ダウンしていて厳しい状況です」と。思わず「90%以上ですか!?」と聞き返してしまいましたよ。

 非常に緊迫した状態で「越境EC事業をゼロから作り上げていかなければなりませんので、なんとか助けてください!今すぐ越境ECサイトが必要なんです!!」とまで言われた企業様もありました。ひと月に10社以上、同じ内容のご相談を受けていたという具合です。

 当社としては「多言語多通貨に対応したECサイトを急ぎで制作しますね」という感じで進めていきましたが、実は多くのインバウンド事業者は、通販で外国に物を売った経験がないんです。しかし、そんなことを言っている場合ではない状況のようで、スピード感を持って越境ECサイトの構築を開始しています。皆さん、会社を存続させたいですから、必死です。

 越境ECに関するウェブセミナーへのお申込みも絶えずいただいています。「越境ECの基礎を教えてほしい」「どのような方法で販売すると失敗しないか」「ECカートやモールの選択は」といったご質問をいただきます。5月末開始のIT導入補助金や持続化補助金を待って越境ECを始めるという企業さんも、当社がお手伝いするところだけでも20社はいらっしゃいます。

――実際に海外に物を売るって、たいへんですよね?

山田 そのとおりです。eBayやAmazonなどの海外ECモールを見てもわかりますが、同じようなものがたくさん売られています。ですから、ご相談をいただいた場合にも、こんなふうに厳しい現実をお伝えしてしまうことが多いんです。

 「越境ECで3ヵ月で売上を上げたいんです」
 「そんなに早く売上は立ちませんよ。初年度はほとんど赤字です。それでも越境ECに参入されますか?」
 「いやいや、今、赤字なんですぐに売上が欲しいんです」
 「いや、無理です。初年度は投資したお金を回収するので精一杯ですよ。2年目でようやく少し利益が出るようになる程度です」

 やはり長期戦で考えることが重要で、数ヵ月で売上をあげるような考えでは越境ECは成功しません。すぐ、簡単に何億、何十億円も稼げるのは非常に稀なケースです。業態転換される企業様はそんな夢を抱かれるみたいですが……。「ぜひやりましょう。越境ECサイトですぐに売上あげましょう」と言ったほうが依頼も増えますから、言えるものなら言いたいです。でも私たちは、サイトを作るだけでなく、越境ECをビジネスとしてしっかりと成功させたいですから、夢物語は言いません。数ヵ月で1億円稼げるなら、皆やってますよね?

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この記事の著者

浦澤 修(ウラサワ オサム)

ライター・編集/株式会社オージャパン 代表取締役 浦澤修

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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