フィットネス器具、コーヒー豆、スポーツウェア 多種多様な商材のショップオーナーが集結
Shopifyは、2006年にカナダのオタワで創業した企業である。2017年11月に日本法人を設立し、日本語にローカライズした展開を開始して約2年。多彩なデザインテンプレートやアプリ形式で多くの機能を搭載し、自身のショップに合わせたカスタマイズが可能な点が多くのD2Cブランドや企業に支持されている。
今回のワークショップでは、Shopifyを活用しているブランドのなかでも導入から短期間で成果を出すことに成功しているブランド・ショップオーナー3名が登壇。Shopify JapanのRyota氏からの質問に3名が答えるパネルディスカッション形式にて、会は進められた。
まずは、3名から簡単に自身と携わるビジネスについての自己紹介が行われた。齋藤氏が手掛ける「BODYBOSS JAPAN」は、「あなたの家がジムになる」をコンセプトに、自宅用のフィットネス器具、筋トレ器具を販売している。クラウドファンディングを通して2018年に日本上陸。齋藤氏自身は、ほかにも複数商材のビジネスを手掛けており、Shopifyで3店舗の運営を行っていると言う。
「過去にさまざまなネットショップ構築サービスを渡り歩いてきました。無料のものから有料のものまで、さまざま体験した末に、最適解としてShopifyを選択しました」
矢崎氏は、マイクロロースター「FUGLEN COFFEE ROASTERS TOKYO」でホールセラーを主に担当している。「Fuglen」というカフェブランド自体は、もともとノルウェー・オスロで1963年に誕生、日本での展開は2012年から開始しており、現在国内では渋谷と浅草にカフェを構えている。FUGLEN COFFEE ROASTERS TOKYOでは、運営するカフェで使用するコーヒー豆を焙煎するほか、パートナーショップへの卸やオンラインショップでのtoC向けの販売も行う。ShopifyでのECサイト展開は、1年ほど前から開始していると述べた。
インポートのヨガ・スポーツウェアを揃えたショップ「KIT」の運営を行う酒井氏は、インドネシア在住歴が長く、日本に帰国するタイミングで「自分でビジネスを興すことを考えた」と語る。自身も趣味として取り組むヨガやランニングウェアの品揃えが日本ではあまり多くない点に着目し、帰国後2017年2月にストアを開設。Shopifyが日本に上陸する寸前のタイミングから活用を始め、現在3年めとなる。