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これからのショッピング体験の創りかたを考える 「EC-CUBE DAY 2019」イベントレポート

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2019/09/04 07:00

 イーシーキューブは、2019年7月23日に浅草橋ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンスにて、EC業界に関係するキーマンたちが業界の「今」や「これから」について語るイベント「EC-CUBE DAY 2019」を開催。本記事では、その様子をレポートする。

 EC-CUBE DAYは、店舗主・デザイナー・マーケター・エンジニアなど、ECに関わるすべての人が学び、つながるイベント。2015年以来、4年ぶりの開催となった同イベントは、800人以上が参加。EC運営企業、EC関連サービス提供企業、Web制作サポート企業など、ECに関わるさまざまな業種の人々が来場し、過去最大規模となった。

イーシーキューブが目指す、「これからのショッピング体験」と「共創型ECプラットフォーム」の構想

 今回のイベントテーマは、「共に変えるショッピング体験」。当日は、EC-CUBE DAY史上最大となる25種類のセミナー、3種類のハンズオンが行われた。

 午前中に行われた基調講演では、ヤッホーブルーイング 望月卓郎氏、国立美術館 境雅実氏・室屋泰三氏、TSDO 佐藤卓氏、イーシーキューブ 金陽信氏・梶原直樹氏の計6名が登壇。望月氏は、通販事業をきっかけに顧客の支持獲得に成功した、ヤッホーブルーイングの「コミュニティマーケティング」について、境氏・室屋氏は国立美術館が取り組むECによる「クラウドファンディングで築く支援者との関係性」について、佐藤氏はクライアントやコンシューマーと共創する「21世紀のデザイン論」について、それぞれ語った。

 そして、イーシーキューブ 金陽信氏・梶原直樹氏からは、イーシーキューブが2019年1月より掲げている新たなビジョン「オープンなテクノロジーとコミュニティでみんながワクワクするショッピング体験を創り出す」に沿った、「目指したいこれからのショッピング体験」について発表。藤田金属「フライパン物語」、フィル「輸入壁紙専門店 WALPA」、アットアロマ「@aroma online store」などの事例を交えながら、イーシーキューブが考える「共創型ECプラットフォーム」の構想を述べた。

午後はセミナーからハンズオンまで、さまざまな種類のコンテンツが並行して開催

 PayPal Pte. Ltd. 小出真一郎氏とkumajoi 本山賢氏、トエビスによるランチセッションの後、午後からは基調講演が行われたメインホールを含めた5つの会場に分かれ、セミナーやハンズオンが同時進行で開催。

 メインホールで開催されたセミナーは、ビームス 矢嶋正明氏による「EC担当者が持つべき『事業を成功に導く』経営者目線とビームス流オムニチャネル戦略」、フェイスブック ジャパン 丸山祐子氏による「最新事例に学ぶInstagramのショッピング&マーケティング活用法」、日本マイクロソフト 藤井創一氏による「顧客体験革新を支える最新デジタルと流通業の取組」、ピースオブケイク 最所あさみ氏による「物の消費から、物語の参加へ 〜noteが考えるこれからの消費体験」、Google Paul Bakaus氏による「AMPを活用した、より速くて快適なショッピング体験」の計5つ。オムニチャネルやSNSでのショッピング体験提供法、ブランディング、AMPの活用法など、ECに関わる人には欠かせないトピックの情報提供が行われていた。

 セミナールームでは、アマゾンジャパン合同会社 江建氏、パル 堀田覚氏とプレイド 田中悠氏、GMOペイメントゲートウェイ 柚木黎氏などによる講演や、ショップの運営に役立つAdobeXDの使い方、プロのカメラマンによる商品撮影講座、EC-CUBEを使ったショップ立ち上げを学ぶことができるハンズオンなど、こちらもさまざまなテーマのコンテンツが提供された。コンテンツ内容の一部は、「【保存版】『EC-CUBE DAY 2019~共に変えるショッピング体験~』公開資料まとめ」にてチェックすることができる。

 参加者は、希望するコンテンツが開催される部屋を行き来し、自身の目的に応じたコンテンツを自由に聴講。また、今回初めての試みとして、登壇者や参加者同士が自由に出入りできるコミュニケーションスペースも設置され、登壇者が自身のコンテンツ終了後にコミュニケーションスペースを訪れて、直接参加者との交流を楽しんだり、EC-CUBE DAY有志のコミュニティスタッフによって行われたイベントで、参加者同士が交流を深めたりと、「ECに関わる全ての方が、学び、つながるイベント」らしい活用がされていた。

 さらに、EC業界に携わる人たちの情報交換の場として、「サイト構築」「売上アップ」「業務効率化」「決済」「セキュリティ」の5つのカテゴリに分け、現在流行っているサービスやトレンドについての情報収集、具体的なサイト構築や各種施策の相談ができるサービスブースも設置。各ブースでは、相談や情報交換などが活発に行われた。

参加者の98%が「また参加したい」を選択 EC-CUBEコミュニティの根強さが現れる結果に

 EC-CUBE DAY 2019の最後を締めくくるのは、ネットワーキングパーティ。登壇者・店舗主やEC業界の関係者など、総勢約250名の参加者が、基調講演に登壇したヤッホーブルーイング 望月氏のあいさつとともに、よなよなエールで乾杯。ネットワーキングパーティの最中には、EC-CUBE構築事例の年間大賞を表彰する「EC-CUBEサイトアワード授賞式」も開催され、5部門各3事例ずつ、計15事例が表彰された。受賞した構築事例は、「『EC-CUBE DAY 2019~共に変えるショッピング体験~』レポートサイト公開!」にてチェックすることができる。

 イベント終了後の参加者アンケートでは、「また参加したい」を選んだ人が98%にのぼったEC-CUBE DAY 2019。「会場全体の雰囲気が良く、EC-CUBEコミュニティの根強さを感じた」「Face to Faceで関係者とコミュニケーションが図れるのが良い」「ECサイト運営でヒントになる話がたくさん聞けた」「普遍的な知識を得られたのがよかった」などの感想が寄せられ、EC-CUBEがイベント開催時に目指していた、「参加者全員の成長」と「ともに世界を変えていく仲間を増やす」がまさに体現されたイベントとなった。

 イベントのより詳しい内容は、「EC-CUBE DAY レポートサイト」にて紹介されている。関係者や参加者のレポートも掲載されているので、さまざまな視点から今回のイベントの様子を垣間見ることが可能だ。

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