SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

ECzine Day 2018 Summer レポート(AD)

「ニューリテール」時代のECを支えるAlibaba Cloudのテクノロジーとは

情報分析基盤としてAlibaba Cloudを活用する

 Alibaba Cloudは、こうしたニューリテールを支えるさまざまなテクノロジーを提供している。とはいえ、Alibaba Cloudを使えばすぐにニューリテールを実現できるわけではなく、下牧氏は「大きく3つのステップが必要」だと指摘する。

 「まず最初のステップは、現在持っているデータの活用です。今ある情報を分析・活用することで何が足りないのか、また、オンライン側にとってはオフライン、オフライン側にとってはオンラインで、どのような情報が必要なのかが把握できます。その次のステップとしてオンラインとオフライン双方のデータの活用に取り組み、その先に見えてくるのがニューリテールです」

 この最初のステップである「現在持っているデータの活用」において、Alibaba Cloudは強力な情報分析基盤として活用できるという。すでに日本でも、IaaS(サーバーやストレージ)としての機能だけでなく、データ分析関連のプロダクトが多数提供されている。たとえば、大規模データ分散処理プラットフォームの「MaxCompute」やビッグデータ用プラットフォーム「DataWorks」、分析結果をアウトプットとして活用するツールとしてデータ可視化の「DataV」、予測レコメンドの「Recommendation Engine」などがある。

データレイク/データウェアハウスや分析結果を活用するための各種ツールを提供
データレイク/データウェアハウスや分析結果を活用するための各種ツールを提供

 実際に、自社データベースの売上、顧客、商品などの各種データをAlibaba Cloudのリレーショナルデータベース(RDS)やオブジェクトストレージ(OSS)に保存し、DataVによる可視化およびMaxComputeによる分析処理を行っている日本企業の事例もある。下牧氏によれば、そのような情報分析基盤を月額15万円ほど(※データ量や構成により異なる)で利用できるという。

次のページ
自社ECサイトに独自の画像検索エンジンを簡単に追加できる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
ECzine Day 2018 Summer レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

萩原 敬生(ハギワラ タカオ)

ライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/5877 2018/08/07 11:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング