どんなジャンルのECにも新規ユーザーというメリットを約束する
――将来のお話が出ましたが、Paidyが描く決済、金融サービスの未来とは?
杉江(Paidy) お財布から現金を出す、クレジットカードの16ケタを入力するなど、現時点での決済はすごく面倒くさい。スマートフォンひとつで、すべて完結することを目指したいです。ECについても、スマートフォンで見て、自宅のPCで買うという行動がありますが、それは決済が面倒だからというのも理由のひとつでしょう。モバイルのデバイスを持っているのだから、動きながら買おうよ、という。それをPaidyで実現したいですね。
さらに言えば、アンダーバンクトなお客様に、決済以外にもさまざまな金融サービスを提供していきたいです。金融サービスはざっくり言うと、「お金を動かす」「お金を預ける」「お金を貸す」「保険」ですよね。これを全部、しかもグローバルにやりたい。でも全てのライセンスをとって自前でやるつもりはありません。スマートフォンのうえにお客様をつれてくるきっかけが決済であって、つれてきたときに、ベストなサービスを提供するプレイヤーと提携して、提供していく。2018年にやってしまいたいと思っています。
池谷(TIプランニング) いまのお話を聞いて思うのは、Paidyさんはクレジットカードを持たない若年層など、新たな市場を切り拓いておられるので、今後も期待したいと思います。しかし、後払い決済では、高額な家電、デジタルコンテンツ、定期購入などの分野は未開拓である。そして、長期後払いも出てきているので、そこにもチャレンジしていただきたい。そのうえで、ECの決済以外の分野にも取り組んでいただきたいと思っています。
杉江(Paidy) おっしゃるとおりで、長期的な後払いや未開拓の商品ジャンルなども含めて取り組んでいきますし、Paidyの規模は1年で2~3倍になることは確実で、既に決済プレイヤーとしては大成功するとお約束できます。そのうえで、その後の展開も考えているということです。
ですからEC事業者の方には、なんでも来てくださいと言いたい。高額な家電、デジタルコンテンツ、定期購入といったジャンルでも、私たちにとってそれに対応する開発はそれほど難しいものではありません。提供できるメリットとしては、20代以下の女性といったこれまでECに来てくださらなかったエンドユーザーの方を引っ張ってこられるということ。若い人たちはモノを買わないと言われたりしますが、そんなことはない。Paidyのお客様を見ているだけでも、皆さん、高額な商品も含めて買っていらっしゃいます。導入が売上に繋がるわけですから、Paidyはないよりあったほうがいい。導入していただければ、トランザクションは必ず伸びるとお約束したいと思います。
池谷(TIプランニング) 決済は黒子の役割ですが、ECサイトに良い商品があっても、望む決済手段がないと離脱してしまう可能性がある。自社のお客様のニーズを踏まえたうえで、決済サービスを導入することで、売上アップにも貢献するのではないかと思います。
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