HTMLメルマガノウハウ(2)
メイン商品、サブ商品を決めてメリハリをつけたレイアウト・一貫性をもたせる
チラシのクリエイティブにも同様のことが言えるのですが、何がメイン商材なのか、その商品を購入することがどれだけお得なのかをメリハリをつけてレイアウトすることが重要です。画像左側のように、すべての商品を同じレイアウト、同じ大きさで商品を並べてしまうと、本当に売りたい商品が埋もれてしまい、結果として売れなくなります。メイン商品はもちろんトップに大きく見せる、サブ商品はその下に控えめに見せることで、全体的にメリハリが付きます。
そして、メイン商品にメリハリをつけて紹介するというのは、画像のレイアウトに限った話ではありません。たとえば、件名に記載するのはメイン商品であるべきです。
件名の例
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つまり、「このHTMLメルマガでは何をメインに売りたいのか?」を明確にする必要があります。これが明確になっていないHTMLメルマガがかなり多いので、これを意識するだけでも他社と差別化することができますし、お客様への訴求も強くなり、結果として商品が売れやすくなります。筆者の場合、メインは当然ひとつの商品、サブ商品は3つ程度にとどめておくよう意識しています。
HTMLメルマガノウハウ(3)
ロングテールを意識し、“間接売上”につながるようなキャンペーン情報も記載
メイン商品を明確にして、メリハリをつけるというノウハウを紹介しましたが、総合通販であれば他の商品に関してもロングテールを意識することも重要です。
HTMLメルマガで紹介されている商品が実際に購入された場合を“直接売上”と呼びます。上の図のメルマガでは、メイン商品は4Kテレビ、サブ商品としてタブレット端末や布団を紹介しています。このHTMLメルマガを見て、実際に商品ページ(ECサイト)を訪れ、紹介した商品が購入された場合、直接売上として計上します。
一方、このHTMLメルマガをきっかけにECサイトを訪れ、メルマガで紹介していない商品が購入される場合もあります。これは“間接売上”として計上します。ちなみにHTMLメルマガ経由の間接売上が、メイン商品の直接売上の10倍になった事例もあります。
間接売上をアップするには、メイン商品を目立たせるメリハリはつけつつも、メルマガ内に間接売上につながる動線や興味・関心を引くコンテンツを置いておくこと。お客様が「今回のメルマガでは、欲しい商品に出会えなかったけれど、他に何かないかな」という心理になったとき、それをすぐ行動に移せるようにしておくことがポイントです。
さらに、「メルマガ読者限定キャンペーン!」といったバナー広告風の告知も非常に効果的です。具体的に欲しい商品がなくても、オトク感のあるオファーを出すことで、間接売上が期待できます。季節に合わせた商品や売れ筋商品、クロスセルしやすい商品、話題商品など、カテゴリの近しい商材は並べて配置しましょう。