モバイルウォレット提供会社は、世界で200社超!
モバイルウォレットの定義は提供各社によって異なりますが、一般的には、決済機能やポイントカード、会員証、クーポンなどをモバイル端末のアプリ等に格納しているサービスのことを指します。
イギリスのペイメントカードの専門誌「Card&Payments World」2014年1月号では、「世界中のモバイルウォレットアプリの数は、2013年末時点で170以上ある」と発表されており、現在は優に200を超えていると思われます。
発行するプレイヤーは、具体的には下記のように分けられます。
1.eコマースや対面の加盟店が顧客サービスとして提供するアプリ
米国・Merchant Customer Exchange(MCX)が提供する、「CurrentC」が代表例です。
2.金融機関やカード会社が提供するクレジットカードなどと紐づけたサービス
スペインの金融機関BBVAでは、クラウドベースのNFCペイメント「BBVA Wallet」を展開しています。
3.VisaやMasterCard、American Express、JCB、中国銀聯といった国際ブランドが提供するサービス
中国銀聯では、モバイルウォレット「銀聯銭包」を提供しています。
4.携帯キャリア、ネットワークキャリアが提供するサービス
たとえば、英国Vodafoneの「Vodafone Mobile Wallet」があります。
5.Apple、PayPalやSquareといったテクノロジー企業が提供するモバイルウォレット
昨年話題になったAppleの「Apple Pay」が代表です。