Adyenは2026年2月12日、AIを活用したオンライン決済最適化プロダクト「Personalize」の提供開始を発表した。Personalizeは、決済最適化スイート「Adyen Uplift」の新製品であり、買い物客一人ひとりの行動に合わせて決済画面をリアルタイムで最適化することで、コンバージョン率向上と決済コスト削減の両立を支援する。
従来のオンライン決済は、買い物客の利用履歴や好みに関係なく一律の決済オプションを提示していたため、購入離脱やコスト増加を招くことが多かった。Adyenが発表したPersonalizeは、Dynamic Identification(行動属性識別)レイヤーを決済プロセスに導入することで、買い物客の行動や属性をリアルタイムに分析可能とした。これにより、「決済」ボタンをクリックする前に利用者の特性を認識し、最も利用する可能性の高い支払い方法を自動で優先的に表示できる。
Adyenの初期データによれば、コンバージョン率を最大6%向上させ、取引コストを最大3%削減できることが示されている。
また、Personalizeは決済スピードと利便性の向上のみならず、決済前にリスクシグナルを特定し不正を未然に防ぐなどセキュリティ面のサポートも充実している。さらに、レポート機能やA/Bテスト機能、カスタマイズ性の高いUIコンポーネントも搭載し、企業は決済画面の最適化とパフォーマンス検証を行いやすくなる。
ホスピタリティ・テック・プラットフォームのTebi社では、Personalizeの導入により決済コストを4.26%削減し、オンライン決済コンバージョン率を0.8%向上させている。
