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[対談]これでバズワードに振り回されない ECシステムの根幹をピーチ・ジョンの安住さんと語る

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アパレルEC関連のさまざまなゲストをお招きし、メガネスーパーでECを統括する川添隆さんと対談していただくこのコーナー。第3回は、ECのシステムやソリューションはこの人に聞けば間違いない!? ピーチ・ジョンの安住祐一さんが登場です。

ピーチ・ジョンのECを統括するのはこんな人!安住さん登場

川添(メガネスーパー) 改めて、安住さんのご経歴を教えていただけますか。

安住(ピーチ・ジョン) ピーチ・ジョンは入社して10年になります。入った後にセキュリティ事故が起き、情報セキュリティのプロジェクトをPMでやりました。ウェブの改変プロジェクトに携わり、ウェブサイトのセキュリティも担当という話になりまして。その後、ウェブサイトを含む基幹システムの刷新や、スマホサイトの最適化、アプリのプロジェクトなどを複数手がけてきました。2011年ぐらいから、デジタルマーケティングにかかわるようになって、WEB広告を中心としたプロモーションなども担当し、その頃からずっと、デジタルマーケティングとアドテクノロジー畑ですね。

川添 最初からウェブにはお詳しかったんですか?

安住 いえ、入社当初は基礎的な知識もなかったので「情報セキュリティアドミニストレーター」(注)という国家資格試験を、半年くらい独学で勉強して取得しました。その試験勉強で、基本的な知識は身に着けましたね。そこからは、それぞれのプロジェクトのパートナーで専門知識をお持ちの方がアサインされるので、現場で覚えていったという感じです。加えて、川添さんはじめ、現場でデジタルマーケティングや、アドテクノロジーなどの分野に最先端で取り組んでいる方から教えてもらう情報が、一番鮮度が良く、確度が高いので、友人関係やネットワークから学ばせていただくことが多いです。

(注:編集部より)情報セキュリティアドミニストレーターは、情報処理技術者試験のなかでも「高度試験」に類する専門的な資格で、合格率はひと桁〜10%台とも。システムの基礎知識がない人が半年の勉強で取得するのはかなりすごいことと思われます。

川添 ピーチ・ジョンさんはカタログ通販からスタートされ、ECでの通販、実店舗の展開へと拡大されていると認識していますが、ECは、この10年かけて、徐々に地位が上がっていったのでしょうか。

安住 10年前は、ウェブが始まったばかりで、紙のカタログから、電話、はがき、FAXで注文を受ける売上がほとんどでした。それが、僕が基幹システム刷新プロジェクトにかかわっていた、2007年~2009年頃から、ウェブの売上が大きくなっていきました。そして、2011年ぐらいからスマホが伸びてきて、2013年にスマホがPCの売上を上回りました。今の売上比率を言うと、30ほどある実店舗が35~40%、通販が60~65%です。通販のうち8割がウェブで、ウェブのうちスマートフォン経由が6~7割になっています。

従来は、ストア部と通販部で分かれていたんですが、数年前から同じ営業部門の中のストア部と通販部という位置づけになり、現在は施策、売上等も協力しながら進めています。2009年に基幹システムを刷新した際に、通販とストアの在庫の共通化や、通販とストアのID統合基盤など、裏側の仕組みも連携していました。2007年の新しい基幹システムの構想段階で、ストアも通販も、同じピーチ・ジョンとしてどうやって売上を上げていくかという発想を持っていました。

川添 今、オムニチャネルで言われているようなことに、8年前から準備をされ、6年前には基盤が整っていたというわけですね。

安住 その頃は、おそらくオムニチャネル、O2Oという言葉もまだなかったと思いますけどね。

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