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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2015レポート(AD)

時代は「市場」シェアから「顧客」シェアへ 自社ECサイトの戦いかた

リピーター醸成(2)顧客カテゴライズと施策シナリオ

 すべての顧客に同じ情報を一斉配信では、効果が出にくい時代。高崎さんは、「顧客をカテゴライズし、施策のシナリオを分けるべきだ」と言う。というとマーケティングオートメーションを連想してハードルが上がるが、一般的には、顧客を10パターンくらいにカテゴライズするところから始めればいいと言う。

 ある食品会社は、このカテゴライズを踏まえ、「いつリピーターになったのか」、「なぜリピーターになったのか」という切り口から施策を考え、改善。引き上げ率が150%に伸びたと言う。

1.いつリピーターになったのか

 初回のお届け日から2回目までの期間を見たところ、「50%以上が1週間以内に再度購入」「リピーターの80%が1ヶ月以内に購入」という2つの山を発見。そこに対するアクションをしっかりと行った。

2.なぜリピーターになったのか

 商品を分析したところ、トライアルセットよりも他の商品のほうがリピート率が高いことがわかった。トライアルセットの内容を変える、そもそもトライアルセットへの誘導を減らし、リピート率が高い商品への誘導を優先的にする、などの施策を行った。

自社ECならではの分析:売上/PVで中位以下をチューニング

 売れ筋商品が売上の大半を占めるというのは常識だが、逆に考えれば、中位・下位の商品の売上が上がれば、ショップの売上が安定してくる。中位・下位へのプロモーション施策を考える際、「売り上げとPVの相関関係」を見てはどうか、と高崎さん。

 たとえば、80万円売れた「商品B」の詳細ページが8,000PVだとしたら、1ページあたりの売上貢献は100円となる。50万円売れた「商品C」の詳細ページが1,000PVなら、同500円になり、「商品C」の露出を増やしたほうがよいと考えられる。

 同様の考えで、自社ECサイトに掲載しているバナーもテスト、張替えを行っていく。「売れるページへと網を張っていくほど、回遊率が上がっていくというデータもあります」(高崎さん)。モールはこうした分析がしにくいが、自社ECでできたテンプレートを反映すればいいわけだ。

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ペルソナ、カスタマージャーニーを設計せよ

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://eczine.jp/article/detail/1784 2015/07/22 14:40

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