Shopify(ショッピファイ)の日本法人Shopify Japanは、2025年6月~7月末におけるShopifyの国内事業者販売データをもとに、最新のコマーストレンドを発表した。

直前の4月~5月と比較した結果、気温の上昇や夏休み・お盆・夏祭りなどの季節イベントが、消費者の購買行動に大きな影響を与えていることが明らかとなった。特に、涼しさを求める衣類や日除けグッズ、旬の果物など、夏の快適さや屋外活動を支えるアイテムが好調に推移した。
2025年6月から7月末までの主なトレンドは次のとおり。
暑さ対策、涼しさを求める衣類の需要が急拡大
- ジョガーショーツ:+1398.4%
- ボーイショーツ(通気性の良い下着):+615.9%
- チノショーツ:+524.2%
屋外対策や日差し対策グッズの人気上昇
- アウトドア用構造物(ガゼボ、パティオセット等):+490.3%
- サンハット:+442.1%
- サンシェード:+1053.6%
旬のフルーツの需要も堅調
- 桃・ネクタリン:+563.6%
意外な売れ筋カテゴリも登場
- ノイズメーカー:+3168.8%
- パーティーグッズ:+2523.9%
- パーティーブロワー:+2346.3%
- アップライト型掃除機:+1539.1%
パーティー用品の需要増は、夏祭りや地域イベントの開催数増加が要因と考えられる。掃除機の売上増は、夏の大掃除やSNSでの話題化が影響している可能性があるという。
今回のデータについて、Shopify Japanのカントリーマネージャーの馬場道生氏は「日本の消費行動は、季節の移り変わりと密接にリンクしている。気候や行事の変化にあわせて、消費者のニーズや関心がダイナミックに移り変わるのが日本市場の大きな特徴」とコメントしている。