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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2025 June【オンライン+スタジオ観覧型イベント】

2025年6月12日(木)10:00~17:25

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億売上も夢ではない?TikTok Shopリリースとクリエイターの個性活用で変わる日本のEC勢力図

TikTok Shop×クリエイター共創 相性の良い商材と訴求法を解説

 ここまで、TikTok Shopやクリエイター活用の新たな可能性を探ってきたが、3,300万以上のアクティブユーザーが存在するTikTokに商品を並べ、売上を立てるには、訴求する角度の多様化も求められる。具体的にどんな商材と相性が良いのか、一般人クリエイターを起用したアプローチを考える際のポイントなどを鬼山氏に聞いた。

「TikTokはテキストと静止画だけでも商品訴求ができるECサイトと異なり、動画が必要です。静止画をスライドショーにすることも可能ですが、スマートフォン撮影でも良いので動画をつくったほうが、効果をより高められます

 訴求軸としては、たとえばアパレルなら質感を伝え、商品を手に取る疑似体験ができる動画、おいしさや使い方がわかることで購入のハードルが下がる食品・飲料、キッチン用品であればアレンジレシピやつくってみた動画コスメであればbefore→after動画(※表現方法には注意)などがおすすめです。価格帯としては、5,000円以内の商品だとTikTokユーザーの衝動買いに耐えうるでしょう」(鬼山氏)

 また、商品の魅力を感じたその瞬間に購入を促せる特性をもちつつ、コミュニケーションチャネルとして機能するTikTok内に内包される売り場であることから「ECモールやECサイトよりも密に顧客とつながれるため、ブランド力やLTVの向上にも役立つのがTikTok Shopの特徴」と続ける鬼山氏。

「モール出店をしている企業・ブランドから『割引施策なしに売上を立てづらい』『大型セール期間中は売れるが、F2転換が難しい』といった声をお聞きしますが、TikTok Shopであれば価格ではなく商品の価値や共感にフォーカスした訴求ができるため、利益を損なわずに売上が拡大できます。また、公式アカウントでの継続的なコミュニケーションも可能です。identifyではTikTok Shop用のコンテンツ制作支援も行っているため、お困りの場合は伴走型での支援にも対応いたします」(鬼山氏)

TikTok ShopでEC業界はもっとおもしろくなる AI時代に極めたい多様性と個性の活用

 現在、TikTokを利用する主要年代層は10代~20代といわれている(総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」より)が、30代以上の利用者数も年々増加している状況だ。ソーシャルコマースの浸透とともに、平均年齢層が上がっていくことも予見される。既に0歳~93歳までのクリエイターネットワークを有する『DeLMO for TikTok Shop』を上手に使えば、市場拡大以前からコンテンツを蓄積し、先行者利益を得るのも夢ではない。

「DeLMO for TikTok Shop」クリエイター選定画面のイメージ図
「DeLMO for TikTok Shop」クリエイター選定画面のイメージ図

「動画を通じたコミュニケーションは、写真・テキストと比べて伝えられる要素が多いため、購入意思を固める上で必要な情報を提供しやすいです。SNSで積極的に情報収集・発信を行う層はオンライン上でのアクションにも抵抗感がないため、クリエイターを巻き込みながら継続的な情報発信をすると、共感や関係深化がより円滑になるでしょう」(鬼山氏)

 須山氏は、identifyが掲げる「すべてがアイデンティティになる時代をつくろう」というビジョンに触れながら、TikTok Shopの登場により企業・ブランドとクリエイターにもたらされる良い循環を次のように語った。

「TikTok Shopが浸透し、コンテンツドリブンでものが売れる時代が進めば、クリエイター一人ひとりの価値観や表現が評価される機会も増えるはずです。identifyは企業・ブランド向けだけでなくクリエイターを支援するサービスも展開しており、あらゆる特徴をもつ人々が自らのアイデンティティを発揮する手助けをしたいと考えています。

 今回展開を始めた『DeLMO for TikTok Shop』も、ビジョンを体現したサービスの一つです。クリエイターが稼げるチャンスを増やしながら、企業・ブランドに対してもきちんとした成果をお返しする。このサイクルがうまく回り、ビジネスにインパクトを与えられるようになれば、たとえばネガティブに捉えられるような身体的特徴もアイデンティティとして胸を張って生きられる時代になるはずです。私はDeLMOシリーズの提供などを通じて、こうした時代づくりに貢献していきたいと思っています」(須山氏)

「企業・ブランド側も、コンテンツの多様性を極め、より良いコミュニケーションを実現するにはアイデンティティの発掘が欠かせません。このニーズは、『個性の発揮』という意味で世の中のAI活用が進むほど大きくなるはずです。新たなチャネルとコミュニケーションのスタイルが登場し、EC業界のさらなる進化が予想される今は転換期であり、これからさらにおもしろい時代が到来すると思います。『DeLMO for TikTok Shop』の提供や機能アップデートなどを通して、今後もこうした盛り上がりに力添えできたらと考えています」(鬼山氏)

一般人クリエイターのアサインは「DeLMO for TikTok Shop」にご相談ください!

 「DeLMO for TikTok Shop」では、2,500人以上の0〜93歳の一般人クリエイターから、年齢・職業、身体的特徴、家族や恋人といった関係者出演の可否など、ブランドのペルソナに合った人を選定することが可能です。

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この記事の著者

岩崎史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:identify株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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