前回の記事はこちら
忙しい時こそ「基礎」を忘れずに 継続は力なり
1. 忙しいのに数字が伸びない=売上につながるアウトプットが足りないことを疑う
オンラインショップ運営はやることが膨大にあり、あっという間に1日が過ぎてしまいます。運営に携わる方なら、きっと誰もが「毎日こんなに忙しいのに、なぜ売上が伸びないのか……」と悩んだことがあるはずです。
そんな時は、「売上につながるアウトプット」がどれだけできたか振り返ってみましょう。たとえば、
- 商品ページの公開
- SNSの更新
- LINEやメルマガの発信
ができているでしょうか。お客様との接点に関わるアウトプットを増やさなければ、売上は伸びていかないものです。目の前の仕事だけに追われていないか、行き詰まっている時こそ振り返ってみてください。
2. 「目的→手段」の順番で考える
忙しい時こそ、目的と手段が入れ替わってしまうことがあります。この落とし穴にはまらないコツは「常に視座を高くもつこと」です。
たとえば、「売上アップ」という目的のために「SNSからオンラインショップへの流入数を増やそう!」と目標を立てたとします。しかし、業務に追われているといつの間にか「毎日SNSを更新する」が目的へとすり替わってしまうことがあります。
儀式的に更新作業をしても、最初に立てた「売上アップ」や「オンラインショップへの流入数を増やす」という目的にそぐわない内容であれば、当然ながら結果はついてきません。これは特に、「とりあえずSNSアカウントを作ってフォロワーを増やそう」「まずは一旦、ブログを毎日書くようにしよう」といったように、見切り発車や曖昧な目標立てをした際に起きやすい現象です。
目的と手段の入れ替わりが起きないよう、常に確認しながら物事を進めるようにする。これは、オンラインショップを運営する当事者だけでなく、数字を管理する立場の方にこそ見失わないでほしいマインドだといえます。
3. 「継続がビジネスを大きくする」と念頭に置き、発信は絶対に止めない
「毎日の発信」は、オンラインショップ運営の基本です。発信が止まってしまうと、見込み客との接点や既存のお客様とのコミュニケーションも減ってしまいます。情報があふれる現代では、こうしたつながりを作り、保つ土台作りが肝心です。
しかし、「継続は力なり」という言葉があるように、毎日コツコツと同じことを続けるのは想像以上に難しいものです。日々の業務に追われていたらなおさら大変さをともないますが、今日の発信が1年後、2年後の繁栄につながると信じ、日常業務の一つとして組み込めるような体制や業務フロー構築を行いましょう。