前回記事のおさらい
前回は、カート画面を含む「購入導線」へユーザーを誘導する上で欠かせない「回遊導線」のうち、ユーザーの商品選定に重要な役割を果たす「商品一覧」画面のプチ改修方法と事例をご紹介しました。
当社では、「TOP」「商品一覧」「商品詳細」など、購入に進む前に商品の検討を行うページ群を「回遊導線」と呼んでいます。今回は「回遊導線」のうち、ECサイトの顔ともなる「TOP」画面のプチ改修についてお伝えします。
「TOP」画面に求められるのは、ユーザーを適切に送客する機能
ECサイトの入り口である「TOP」画面には、さまざまなユーザーが来訪します。今まさに商品を購入しようとしているユーザーはもちろんのこと、購入前に商品を検討しているユーザーや、単純に情報を収集したいだけのユーザーも訪れるなど、フェーズは多岐にわたると言えるでしょう。
一般的に、ECサイトへのアクセス数が伸びるほど購入目的のユーザーが占める割合は減少し、情報収集目的のユーザーが占める割合が増加していきます。「TOP」画面では、こうした多様なユーザーをニーズに応じて振り分け、適切に送客する機能が求められるのです。
しかし、すべてのユーザーのニーズを一度に満たすことは難しいため、プチ改修の観点ではユーザーのニーズを3段階に分けて優先順位付けを行います。