Alipay(アリペイ/支付宝)は、中国の大手IT企業 アリババグループ(Alibaba(阿里巴巴))が展開する、QRコード決済サービスである。中国を中心に、世界で12億人以上のユーザーを抱えているといわれ、中国国内はもちろん、日本やその他の国々でも導入されている。
アリペイの強みは、その膨大なユーザー数にある。中華系の消費者の大半がアリペイを使用しており、日本においては薬局や観光地の飲食店など、インバウンド需要が見込まれる店舗において導入が進んでいる。なお、クロスボーダー決済が可能となるAlipay+(アリペイプラス)を利用する日本の加盟店は、2024年3月に200万店を突破しているが、日本国内に住む人々の決済手段としてはPayPayが主流となっている。
なお、2018年9月には、PayPayとAlipayが連携を開始し、PayPayのQRコードからアリペイ決済が実現できるサービスの提供を始めている。日本のマーチャントは、アリペイを導入することで中国人の決済負担を減らし、スムーズな決済体験を提供できるため、昨今のインバウンド需要や中国本土・中華圏ユーザーからの越境ECニーズに応える上で役に立つ手段だと考えられる。また、単なる顧客満足度向上の手段としてだけでなく、アリペイプラスを導入した場合、マーチャントは日本円で決済を実行できるため、為替変動の影響を受けづらい点も魅力だといえる。
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