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楽天の成果報酬型広告が充実 モール戦略、まずは広告の見直しから

定点観測 モール
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 2017年3月に刊行した『売れるECサイトのすごい仕掛け』で各分野における2016年の動向を総括した専門家には、2017年のスタートはどのように見えたのか。定点観測を行うことで、EC業界の全体像が見えてくる(※本記事は、2017年6月25日刊行の『季刊ECzine 2017年夏号』に掲載したものです)。

楽天市場は成果報酬型広告が充実 新商品を少額から販促できるように

 多くの人が動向に注目する、楽天市場。ここ3ヵ月のトピックスは、成果報酬型広告の充実だと高木さんは言う。

「いちばん効果を実感しているのが、2017年1月に登場した『楽天クーポンアドバンス広告』です。トップページや、検索結果にクーポンが並び、消費者がクリックすると、クーポンを獲得して商品詳細ページに飛びます。広告を出稿している事業者は、ワンクリック40円が課金される仕組みです。これまでクーポンは、クリックするとクーポンページに飛び、取得してから商品詳細ページに戻る必要があったのですが、そういったわずらわしさがすべて取り払われたことになります」

 ワンクリック40円というのは、楽天市場内広告では割安だと言う。また、クーポンを取得したユーザーが商品詳細ページに向かうため、コンバージョン率が高い傾向にあるとのこと。競合も少ないため、「費用対効果が高い」そうだ。

 このクーポンアドバンス広告のほかにも、楽天市場には成果報酬型広告がいくつかある。

  • 楽天CPC広告
  • 楽天ダイナミックリターゲティング広告
  • 楽天CPA広告
  • 楽天クーポンアドバンス広告

​ もっとも歴史が古いのはCPC広告で、楽天ダイナミックリターゲティング広告、楽天CPA広告は2016年の秋あたりのスタートだという。CPCはクリック課金、CPAはコンバージョン課金、ダイナミックリターゲティングはリタゲと、名前そのままの広告だ。

「これまで楽天市場は、純広告のイメージが強く、価格帯は中小企業には手が届きにくいものでした。それが、成果報酬型広告が充実してきたことで、少額予算から広告が始められるようになってきたわけです」

 楽天市場に限らず、モール共通の傾向として、評価が高い商品を継続的に売り続けたい方針が見えると言う。そのため、新商品がなかなか目立ちにくい。そのプロモーションに、成果報酬型広告は打ってつけだというのだ。

 こうした楽天市場内広告の流れを、高木さんは「本店に似ている」と言う。

 「はじめはSEOしかなかったところに、検索結果に表示され、クリック課金型の、新規ユーザーに訴求するリスティング広告が登場しました。さらに次のステップとして、実際の商品を表示して再訪を促す、既存ユーザー向けのリターゲティング広告が登場しましたよね。こうしたインターネット広告の変化の流れが、楽天市場内でも起きているわけです」

 すでに楽天市場で成果報酬型広告を実施しているEC事業者なら、Googleの流れを見ることで、次の楽天市場での広告施策も予測できるかもしれない。

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