Indeed Japanは、企業でサステナビリティに関連する仕事についての掲載数および検索数について調査を行った。
サステナビリティに関する仕事掲載数、「SDGs」は5年間で700倍以上の増加
「サステナビリティ」「ダイバーシティ」「SDGs」を含む仕事掲載数は、調査開始時期の2016年8月と直近である2021年8月を比較すると、いずれも増加していることがわかった。
「サステナビリティ」は、安定的な右肩上がりの推移がみられ、2021年8月の掲載数は2016年同月の約2.0倍に。「ダイバーシティ」の仕事の掲載数は、2016年の時点で他よりも多く、特に2018年から2019年にかけて急速に増加し、2019年3月には最大の掲載数を獲得。調査期間において、直近の2021年8月の掲載数は、調査開始時の2016年同月と比較すると約1.5倍増加していることがわかった。
「SDGs」の仕事の掲載数は、2016年から2019年にかけて、あまり変化がみられませんでした。 しかし、SDGsに関する社会的関心の高まりとともに仕事掲載数も急増し、2020年3月には「サステナビリティ」を上回り、直近の8月に至るまで、増加傾向にある。 2021年8月の掲載数は、2016年同月と比較すると約717.0倍と、非常に大きな増加率となっている。
サステナビリティに関する仕事検索数、「サステナビリティ」「SDGs」が2019年から急増
2016年と2021年の「サステナビリティ」「ダイバーシティ」「SDGs」の仕事検索数を比較すると、これら全てにおいて増加していることがわかった。
「サステナビリティ」の仕事検索数は、2016年8月から2年間は横ばいでしたが、2019年から継続的な増加がみられts。 2016年8月と2021年同月の検索数を比較すると、約7.4倍増加。
「ダイバーシティ」は仕事掲載数と同じく、2016年の時点で他のふたつの求人情報よりも多く検索されていたことがわかりました。 調査期間において、「ダイバーシティ」に関する仕事掲載数は、2020年5月を境に減少傾向にあるが、調査開始の2016年8月と2021年同月の求人掲載数を比較すると、約1.6倍増加していることがわかった。
「SDGs」は、仕事掲載数と同じく2016年から2017年にかけては、大きな変化はなく、ほとんど検索動向もみられませんでした。 しかし2018年から徐々に増加し始め、2019年に急上昇し、2020年1月には「サステナビリティ」と「ダイバーシティ」を上回った。 「SDGs」に関連する検索数が増加し始めた2018年8月と2021年同月を比較すると、約26.4倍増加していることがわかる。
調査概要
- 調査主体:Indeed Japan株式会社
- 調査対象期間:2016年8月1日~2021年8月1日
- 調査対象国:日本
- 調査方法:対象期間における、Indeed上で職種名に「サステナビリティ」「ダイバーシティ」「SDGs」を含む仕事の掲載数と検索数を調査し、100万件あたりの数値を表示。