LINEリサーチは、日本全国の高校を対象に、ファッションアイテムを買う頻度や参考にする情報、秋冬に注目しているアイテムなど、高校生のファッション事情について調査を実施した。
高校生のファッションへの関心度とは
高校生にファッションに興味があるかを聞いたところ、全体でファッションに興味がある(「興味がある」「どちらかというと興味がある」の合計)人の割合は72%となった。 一方で、ファッションに興味はない(「どちらかというと興味はない」「興味はない」の合計)人の割合は28%となり、高校生全体でみると、ファッションに興味を持っている人の割合が高い傾向となっている。
男女別にみると、ファッションに興味がある人の割合は女子高生が9割弱、男子高生が6割弱となっており、女子高生のほうが興味を持っている人の割合が高いことがわかる。 また、「興味がある」人の割合も女子高生で5割超、男子高生で2割超と、女子高生のほうが圧倒的に高い割合となった。
高校生のファッションへアイテム購入頻度とは
高校生がふだんどのくらいの頻度でファッションアイテム(洋服、靴、帽子、アクセサリーなど)を買うか尋ねると、全体では「2~3か月に1回」という人の割合がもっとも高く、3割弱という結果に。 女子高生・男子高生ともに、「2~3か月に1回」の割合がもっとも高くなっている。
全体で「月1回以上」という人(「月に2回以上」「月に1回」の合計)の割合は約4割。 男子高生よりも女子高生の割合が高く、女子高生では5割弱だった。 さらに「月に2回以上」という頻度が高い人の割合も男子高生よりも女子高生のほうが高く、特に高1女子で割合が高いことがわかった。 また、男子高生では「買わない/買ってもらわない」が1割超で、女子高生よりも高い割合となった。
高校生がファッションやコーデの参考にしている人とは
高校生にふだんファッションやコーディネートの参考にしている人がいるか聞いたところ、全体で3割超の高校生は「特にいない」と回答する結果に。 これを男女別にみてみると、女子高生は約2割、男子高生が約5割となっており、女子高生では比較的高い割合でファッションやコーディネートの参考にしている人がいることがわかった。
女子高生のTOP2は「SNSやインターネットに投稿している一般の人」「Instagramer」が上位となっています。 僅差で3位に「友だち/知り合い」、「街なかで見かける人」は2割台で4位となった。
男子高生では、女子高生よりも各選択肢の割合が低く、インターネットやSNSにのっている情報を参考にする、という傾向は女子高生よりも弱い。 男子高生のTOP2は「友だち/知り合い」「SNSやインターネットに投稿している一般の人」という結果で、3位には2位と僅差で「街なかで見かける人」がランクイン。 そのほかにも、割合は低いものの「家族」「先輩」などの身近にいる人もランクインした。
高校生が店舗で販売員からかけられたい言葉とは
ファッションアイテムを買うことのある高校生に、実際にお店に行ったとき店員さんにどんな言葉をかけられたら、思わず買いたくなるかを尋ねた。まず、「店員さんから声をかけられたくない」という人は全体で2割弱に。
全体TOPは「今セール中で〇〇%OFFです」で、男女ともに1位にランクイン。 また、「こんなコーディネート/あわせ方ができます」「いろいろと合わせやすいです」といった、コーディネートの提案やしやすさも、思わず買いたくなるきっかけになることがわかった。
「ゆっくりご覧ください」は女子高生のみランクイン、「いま流行っている/トレンドのアイテムです」「とても人気があります/すぐ売り切れます」「最後の一点です」といった言葉も、女子高生に響きやすい様子。一方で「着心地がとてもいいです」は男子高生で4位にランクインした。 またランキング外ですが「素材にこだわって作っています」も女子高生よりも男子高生で割合が高くなっている。
調査について
- LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
- 調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
- 実施時期:2021年8月11日~2021年8月12日
- 有効回収数:1049サンプル