マーケティング・ソリューション事業を展開するCCCマーケティングは、企業に生活者の本音を届ける「ソーシャルリスニング」サービスの提供を9月10日より開始した。
「ソーシャルリスニング」は、生活者の本音を企業に届けることで、中小企業およびスタートアップ企業のマーケティング課題の解決を目指すサービス。具体的には、CCCマーケティングが保有する600万件以上の「飲料・日用品・食品クチコミデータ」や、年間50億件を超える「購買トランザクションデータ」を分析。これらのデータから生活者のニーズの変化を業態・カテゴリー・SKU単位で把握できるBIツールや、生活者のインサイトを掘り起こすコミュニケーションプラットフォームなどを活用することで、生活者の潜在的な本音を把握するとのこと。活用可能なBIツールやコミュニケーションプラットフォームは次のとおり。
Blabo!:共創プラットフォームで生活者のインサイトを収集
生活者の声からインサイトを収集するコミュニケーションプラットフォーム。企業が知りたい内容を生活者に「お題」として掲載し、ウェブサイトやアプリを通じて生活者の声を集める。
カッテミル:購買者のクチコミを商品単位で分析
T会員が、購買した商品の評価・クチコミを投稿するサービス。食品や飲料、日用品など総クチコミ件数は700万件を超える。取得したクチコミのデータを、商品単位で投稿者の属性や購買情報を軸に分析し、マーケティングに活用可能。
Tリサーチ:商品の実購買者へ直接ヒアリング
年間50億件を超える購買トランザクションデータを、性別や年齢、居住市区町村などの属性データで抽出。該当者へ直接メールでアンケートをオファーする。アンケート設問の設計や、回収情報の分析などのサポートも行う。
Market Watch:外食グルメサイトのクチコミ情報を分析
外食クチコミサイトに投稿された300万件以上のクチコミを解析。投稿内容を単語レベルで分解し、「どんな食ワードの出現が増えているのか」を把握することができる。ひとつのクチコミで同時に使われている傾向が強い「共起ワード」分析や、年代別、時系列分析などが可能。
ID-POS分析:購買行動を複数の切り口で分析
購買データを、商品カテゴリーなどのモノ軸、家族構成や行動エリアといったヒト軸などのセグメントでデータを抽出し分析を行う。なお、マクロなデータの分析も可能。