楽天グループは、本田技術研究所(以下、Honda)と共同で、筑波大学構内および一部公道における自動配送ロボットの走行実証実験を開始した。
同実証実験では、Hondaが開発した自動配送機能を備えた車台に、楽天が開発した商品配送用ボックスを搭載した自動配送ロボットが、筑波大学構内の宿舎周辺と、一部公道を含む約500メートルを自動走行する。両社は、同実証実験を踏まえ、自動配送ロボットを活用した定常的な商品配送サービスの提供を目指す。
なお、同実証実験は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」による支援を受けて実現した。
また、同実証実験は、筑波大学と楽天モバイルが協働する「5G体験デザイン特別共同研究事業」に先行して実施する取り組みでもあり、走行中は、楽天モバイルの通信回線(LTE)を用いて、宿舎周辺から最大約650メートル離れた地点から自動配送ロボットの遠隔監視などを安全確認のために行う。
実証実験概要
- 実施期間:2021年7月19日(月)~8月31日(火)
- 実施場所:筑波大学構内の宿舎周辺と一部公道を含む約500メートル
- 実施内容:Hondaが開発した自動配送機能を備えた車台に、楽天が開発した商品配送用ボックスを搭載した自動配送ロボットが、一部公道を含む筑波大学構内を自動走行。楽天モバイルの通信回線を用いて、遠隔監視を実施。
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各社の役割
楽天:安全面での対策の検討、商品配送用ボックスの開発およびサービス実用化に向けた検討
Honda:自動配送ロボットの機体とシステムの仕様の検討および技術実証