デロイトトーマツグループは、今年で調査開始から24回目を迎えるGlobal Powers of Retailingの最新版を日本語訳したレポート「世界の小売業ランキング2021」を発表した。
同レポートは、全世界の小売企業から2019年度(2020年6月30日までを期末とする事業年度)の売上高上位250社をランキングにまとめ、地域別、商品セクター別に分析しているほか、世界経済の展望に加え、急成長小売企業50社と上位250社へ新たに加わった企業について解説している。
同調査結果として、上位250社の総小売売上高は4兆8,500億米ドル(前年度は4兆7,400億米ドル)、平均小売売上高は194億米ドル(前年度は190億米ドル)、2014年から2019年度における小売売上高の年平均成長率は5.0%に。今年度、上位10社に新たな企業の登場はなかったものの、Amazon.comが昨年まで6年連続2位にランクインしていたCostcoを抜き、世界第2位の小売企業へと躍進した。Amazon.comは、2015年度に初めて10位にランクインして以降、毎年順位を上げているという。
今回、日本企業でトップ250入りした企業数は昨年より1社減の28社で、最上位は14位にランクインしたイオン。また今回、ヤオコーが初めて249位にランクインを果たした。