LINEとバニッシュ・スタンダードは、「LINE公式アカウント」をはじめとするLINEの活用と、バニッシュ・スタンダートが提供する「STAFF START」による店舗スタッフのオンライン接客を組み合わせた新たな接客体験の提供ならびに買い物体験のリデザインを目指し、業務提携契約を締結。新たなサービスとして「LINE STAFF START」を共同開発していくことを発表した。
新型コロナウイルスの影響によって、リアル店舗に出向いて買い物をすることが減り、オンラインでのショッピングが主流になるなど人々の消費行動も大きく変化してきた。人との接触機会が減る一方で、若い世代においてはブランドや店舗スタッフのSNS情報をきっかけに新規購入・店舗訪問へつながるという新たなスタンダードも生まれ、購買行動におけるソーシャルメディアの存在感は急激に高まっている。
こうした背景から、人や情報/コンテンツ、オンライン/オフラインサービスなどあらゆるものとユーザーがいつでもどこでも最適な距離でシームレスにつながる世界の実現を目指すLINEと、常にリアル起点でビジネスを考えているバニッシュ・スタンダードが業務提携することによって、これからの購買行動における顧客のニーズに合わせた新たな接客体験や、これまで実現することができなかった買い物体験の創造を目指すという。
具体的な取り組みは、次のとおり。
店舗スタッフのLINE公式アカウントでオンライン接客(チャット、ビデオ、LIVE)を実現
STAFF STARTに登録している約70,000人を超える店舗スタッフのLINE公式アカウントの開設を可能にし、インフルエンサーからだけではなく販売のプロである店舗スタッフから購入する時代へ。チャット機能やメッセージ、ビデオ通話やLIVEを利用して接客し、オンラインでありながらリアルさながらの接客体験の提供を実現し、売上計測などを行う。
店頭での購買履歴や来店履歴との連携
デジタル会員証などをLINE上で提供することで、LINEアカウントと紐づいたオフラインでの購買履歴も取り入れることが可能。購買履歴や来店履歴に基づいたお得な情報を、LINE公式アカウントを通じて届けたり、日々の接客に活かすことも可能となる。
同社は2021年内のサービス提供開始を目標として、今後はアパレル業界に限らずコスメ・食品・家電量販店などや、小売業だけではなくサービス業など、さまざまな業界の新たな接客体験の提供、買い物体験のリデザインを図るべく、順次提供を進めていくとのこと。