クラウドサービスの開発・運営を行うL is B(エルイズビー)は、静鉄プロパティマネジメントの運営する静岡鉄道新静岡駅直結のショッピングセンター「新静岡セノバ」(以下、セノバ)において、同社が提供するビジネスチャット「direct」が従業員とショップスタッフ間の情報連携強化に貢献するツールとして導入されたことを発表した。同ツールの導入により、ショッピングセンターで働くショップスタッフへの一斉連絡や売上共有、申請や承認などがビジネスチャット上ですべて完結するため、ショップスタッフの働きやすさの向上やディベロッパー・テナント間の連携強化を実現する。
セノバは静岡市中心市街地のターミナル一体型ショッピングセンター。物販、飲食、サービス、シネマコンプレックスなど約130店舗からなる、幅広い世代が楽しめる地域に密着したショッピングセンターだという。同モールは従前よりショップスタッフの従業員満足度(ES)向上に積極的に取り組んでいる一方で、自社と各テナントとの情報共有や業務連携においては運営上の課題を抱えていた。
これまで利用していたグループウェアがスマートフォンでの使いづらさがあり、店舗で働くショップスタッフに対してリアルタイムの情報共有が困難でコミュニケーションや業務効率に支障をきたすことがあった。また夜間など緊急事態発生時に、店舗との確実かつスムーズな情報共有ツールがなく、直近では新型コロナウイルス感染症対策・対応に向けた迅速な情報共有にも非効率さを感じていたという。
それらの課題解決とさらなる従業員満足度向上のため、これまで小売業や建設業・情報通信業などで活用されてきた現場の働き方改革を支援する同ツールを採用した。
同ツールは、誰もが使いやすいシンプルな操作性で、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでも容易にコミュニケーションを行うことが可能。チャットツールの特徴である「通知」を活かしながら業務に流れをつくり、従業員の働きやすさ向上やディベロッパー・ショップスタッフ間の連携強化に貢献できるようサポートしていく。
セノバでの同ツール活用イメージ
プッシュ通知でリアルタイムでのコミュニケーションを実現
ディベロッパーとショップスタッフとの情報共有をスピーディにおこなうことが可能。パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンからもやり取りができるため、立ち仕事が多いショップスタッフとの連絡もスムーズになる。
緊急事態発生時の連絡ツールとして
災害や非常事態が発生した際の従業員の安否確認や、不審者・迷惑行為者を発見した際の連絡ツールとしてスピーディな情報共有と確実な情報伝達が行える。
写真やメッセージで店舗の情報共有
販促物の置き場所確認や施設の安全確認、イベント企画の連絡など、緊急連絡に属さないお知らせ全般を関係者全員へ連絡。
よくある質問(FAQ)をトークに蓄積し、ノウハウを共有
ショップスタッフが投稿した質問にディベロッパーが回答することで、トークにノウハウを蓄積可能。トークメンバー全員にノウハウを周知でき、内線電話での確認による非効率なコミュニケーションを削減する。
イベントや各種スケジュールの日程を共有・確認
ショッピングセンターのイベントや店長会、衛生検査や保健所査察などの日程を共有・確認することができる。