センコーとアパテックジャパンは、両社の連携で新製品やサービスを創出し、新たな小売オムニチャネルの発展に貢献するため、業務提携を行った。
センコーは、グループ会社の東京納品代行株式会社やアクロストランスポート株式会社を中心に、ファッション・アパレル関連商品の海外調達から、保管、店舗配送まで一貫して行っている。また、物流センターでは保管だけでなく、商品管理、流通加工、QC(品質管理)、さらに通販商品の受注や採寸業務なども行い、高品質で効率的なサービスを提供している。
アパテックジャパンは、精密自動採寸技術で収集した個人の全身データと、特殊技術で撮影した衣料品の画像データを独自の人工知能(AI)アルゴリズムで合成する技術を開発し、バーチャルで商品を試着できるシステムの提供や、そのシステムを取り入れたデジタル無人店舗の展開などを行っている。
今回の業務提携により、センコーはアパテックジャパンの技術を使い、同社のバーチャル試着システムやデジタル無人店舗へ出品される商品の撮影や配送等の業務を行う。これにより、商品のささげ業務(撮影・採寸・原稿作成)のコストダウン・効率化を実現し、一貫した物流サービスを提供。さらに、このサービスやノウハウを活かして、ファッション物流事業の付加価値を高め、EC向け業務を中心にさらなる拡大を図る。
アパテックジャパンは、消費者ニーズや生活様式の変化に対応した新たなショッピングスタイルへ対応するため、自社の技術とセンコーの持つ包括的なロジスティクスサービスを連携させ、新たな小売オムニチャネルのワンストップ・ソリューションを構築し、展開する。