鴻池運輸は、飲食業界向けに和風・洋風の冷凍魚介商品を販売するECサイト「魚匠えびす」を開設する。
同サイトは、同社が2019年4月に大阪木津卸売市場内に開設した「食品加工場 KIZU process center」が運営するECサイトで、同センターで独自開発した製品の販路拡大を目指し、主に飲食業界をターゲットに魚の取引に長年従事したプロの目利きによる「本当に美味しい新鮮な魚」の半加工品を中心に提供。
OEM(受託製造)や留め型商品(製造メーカーのブランドはそのままに、店舗や小売店専用に開発されたオリジナル商品)の依頼にオーダーメイドで対応し、小ロット・多品種での注文や、細かな味やサイズの要望にも応えているという。特に、業務用商品では珍しく加工した商品の個包装にも対応しているため、必要な時に一品ずつ使用できることから、フードロスの削減が可能となるという。
さらに、解凍して温めるだけでプロの味が手軽に楽しめる、完成品の和風シリーズ「魚ゑびす」や洋風シリーズ「Osakana Cucina(おさかな くっちーな)」のオリジナルブランド商品も提供。現在、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や在宅勤務の増加にともなう自宅での食事機会の増加によって、保存性が高く、短時間調理でお店の味が楽しめる高級冷凍食品の需要が高まっており、「魚ゑびす」「Osakana Cucina」ともに、このようなニーズにも最適な製品となっている。
同社では、物流の枠を超えた広範な業務の中で培ってきた流通加工や生産請負のノウハウを活用し誕生した同サービスを通じて、今後も顧客のニーズに合わせた商品の提供に努めるとのこと。