Amazonは、「Amazon Robotics」を導入した新たな物流拠点「アマゾン川口FC(フルフィルメントセンター)」を開業し、2019年9月に本格稼働を予定してることを発表した。施設は4階建屋のうち2~4階を使用し、延床面積約12,700坪(約42,000平米)を使用する。
Amazonでは、ユーザーからのニーズに応えることに加え、品揃えの強化を図るために、日本のFCネットワークの規模を拡大している。また、FCネットワークの拡大により、Amazonマーケットプレイスに出品する販売事業者のオペレーションを支援するとともに、ユーザーへ迅速な配送を提供することも目指している。
Amazon Roboticsは、商品棚の下に「Drive」と呼ばれるロボットが入り、棚を持ち上げ、FC内を移動する革新的なテクノロジーである。ロボットが商品棚を従業員の前まで運ぶことにより従業員が移動することなく業務できるようになる。
アマゾン川口FCには、2019年4月に本格稼働開始した「アマゾン茨木FC」と同じく、最新型のAmazon Roboticsが導入される。これまでのAmazon Roboticsよりロボットが薄くなる一方で、より重量のある棚を持ち上げることができるため、さらに豊富な品揃えの確保が可能となる。
従業員は、アマゾン川口FCにてAmazon Roboticsのテクノロジーを活用し、書籍、電子機器、玩具などの商品を取り出して梱包し、ユーザーへ出荷する。