日本電気(以下NEC) とマクロミルは、共同でAI分析サービスを2019年1月から提供を開始する。
本サービスは、NECが提供するデータ分析プロセスをAIによって自動化するソフトウェア「dotData」を用いて、マクロミルが保有する多様な生活者起点のデータ(年齢などの属性情報、購買履歴、アクセスログなど)を分析し、企業の希望する“顧客に特徴的な属性や行動特性”などを明らかにするものである。また、本サービスは先行して複数社へ2018年12月より提供を開始している。
本サービスの特徴は下記の通り。
分析者の主観を排した新たな特徴の発見
分析者の事前仮説がなくても、有効な特徴が自動で抽出されることで、これまで予測もつかなかった新たな特徴を発見することが可能。
網羅性を持った高度な分析の実現
購買履歴のような全集計パターンを網羅的に実施することが困難なデータからも、自動で有効な特徴を抽出することが可能。
これにより、企業は自社で、データ収集・蓄積、分析ツールの導入、分析専門人材の確保などをしなくてはならないという課題を解決できるとともに、属人的な分析からの脱却、そして複数種類の大量データを同時に分析することが可能。
両社は、生活者データの利活用領域における協業を2018年4月から開始し、先進的な企業に向けたマーケティングソリューションの共同開発を行ってきた。今回の取り組みは、その第1弾となる。
今後両社は本協業を通じ、深く消費傾向や価値観を反映したマーケティング活動に役立つデータ/分析価値を企業へ提供することで、生活者が個々人にフィットした価値や豊かさを追求・享受できる社会の実現を目指す。