英・Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市)は、デジタル上の顧客データと実店舗のIoTデータをセキュアに統合管理できる小売業向けの「Arm Retail」ソリューションを発表。
本ソリューションにより、小売業者はこれまでサイロ化されていたデジタル上の顧客データと実店舗のIoTデータをセキュアに統合管理。よりパーソナライズされたオファーを提供し、ブランド・ロイヤルティを構築するとともに、オペレーションを向上することが可能となる。これにより、すべての顧客データと店内のIoTデータを確実に収集・統合し、買い物客の購買プロセスの全体像を把握することができる。
Arm Retailによって、マーチャンダイザーは、買い物客の嗜好に基づき、店内の商品を極限までローカライズできる。
その際、小売店のオペレーションでは、商品の人気度・SKUの流通速度、店内の混雑度、滞在時間などの指標に関するリアルタイム・データによって導かれた推定に基づいて、店舗のレイアウト、商品の配置、店舗スタッフの優先順位を最適化できる。
また、自社のマーケティング・キャンペーンをパーソナライズすることで、小売業者は買い物客に新たな価値を提供することも可能。たとえば、買い物客のアパレル商品に対するオンラインでの関心に基づき、店内のデジタルサイネージを通じてその商品のパーソナライズされた店内広告を提供できる。