デジタルガレージの子会社で、決済事業を手がけるベリトランスと、総合通信販売事業を展開するニッセンは、後払い決済事業の推進を目的とする新会社「株式会社SCORE(スコア)」を設立する合弁契約を締結した。新会社の設立は2018年9月を予定しており、10月よりサービスの提供を開始する。
ニッセンは、通販事業を展開する中で、顧客からの要望が高い後払い決済を「@(後)払い」の名称にて自社でサービス構築し、自社通販事業での利用に加え、EC・通販事業者などに提供することで顧客基盤を築いている。
一方、ベリトランス及びデジタルガレージグループでは、オンライン決済事業において、様々な規模や業種の顧客を有するとともに、決済事業での豊富なノウハウや開発体制を保有している。
今回、両社の強みを活かした後払い決済専業の合弁会社を設立することにより、後払い決済事業の展開を加速する。ベリトランス及びグループ会社の総合決済サービス拡充として後払い決済を標準提供し、既存顧客への拡販と共に新規顧客の開拓を目指す。
今後は、従来のEC・通販事業者向けの後払い決済サービスに加え、日本政府が推進するキャッシュレス化を背景に拡大が見込まれる対面決済市場へのサービス展開も検討。また、両社が培ってきた決済ビジネスの知見や決済テクノロジー等を組み合わせ、新たな与信・スコアリング、購買促進などマーケティング要素を組み込んだフィンテックサービスの開発もあわせて目指していく。