LINEは、「LINE ビジネスコネクト」などのAPI型のLINEアカウントでの活用が可能な、「Messaging API」の新機能「クイックリプライ」を公開した。
クイックリプライ機能は、特定のメッセージに対して最大13個のアクションを「クイックリプライボタン」として表示させることが可能なMessaging APIの新機能である。クイックリプライボタンが設定されたメッセージを送ると、メッセージのほかに、トーク画面の下部に各種アクションが関連づけられたボタンを表示でき、ユーザーはボタンをタップするだけでメッセージに返信することができる。
本機能は、1:1トークだけでなく、グループトークやトークルームでも利用することが可能。また、どのメッセージタイプでも、ひとつのメッセージにクイックリプライボタンを13個まで設定できる。
クイックリプライボタンをタップすることで実行されるアクションには、他のメッセージタイプと共通の「ポストバックアクション」「メッセージアクション」「日時選択アクション」のほか、クイックリプライ機能専用のアクションである、カメラを起動する「カメラアクション」、カメラロールを起動する「カメラロールアクション」、ユーザーの位置情報送信を促す「位置情報アクション」などが用意され、メッセージに対して自由に設定が可能となる。
本機能の実装により、ユーザーはより手軽にメッセージの応対ができ、またアカウントを開発・運用する企業や開発者にとっても、ユーザーからの回答を簡易的にすることで、利便性を向上し、欲しい情報をスムーズに取得することができる。