KDDIはショッピングモールサービス「Wowma!」、自社物販サービス「au WALLET Market」の拡大を目指し、国内Eコマース EC事業の強化に取り組んでいる。
インアゴーラは、ワンストップソリューション型の越境ECプラットフォーム「豌豆 (ワンドウ) プラットフォーム」を提供。日本企業はインアゴーラの日本国内倉庫に商品を配送すると、中国の消費者向けに商品情報の制作・翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応、他チャンネル展開などの全工程をインアゴーラが担ってくれる。
今回の資本・業務提携により、KDDIとインアゴーラは共同で、中国市場と日本国内市場への同時進出を可能とする「中国越境・国内ECワンストップソリューション 」を、「Wowma!」および「豌豆 (ワンドウ) プラットフォーム」の出店店舗向けに提供する。
これにより、「Wowma!」の出店店舗は、インアゴーラが運営する日本商品特化型ショッピングアプリ「豌豆公主 (ワンドウ)」 を通じて容易に中国市場への進出が可能となる。 また、インアゴーラが提供する「WONDERFULL (ワンダフル)」ストアの「Wowma!」への出店や、「豌豆公主 (ワンドウ)」の人気商品など、インアゴーラの取引先の商品を「au WALLET Market」で取り扱うことで商品ラインナップの拡充を図ることができる。
なお、Inagoraは、伊藤忠商事、KDDI、SBIホールディングス等より、 第三者割当増資による総額約6,800万ドル(約76.5億円)の資金調達を実施。使途として、 技術・マーケティング・物流・運営といった全般的な人員の増強や、 物流拠点の拡充、 物流力の強化、 システムの強化、 マレーシア・シンガポール・香港・台湾をはじめとする東南アジアへの事業展開に向けたシステム開発とマーケティングの強化を予定している。