2011年にカトリーナ・レイク氏が設立したStitch Fixは、スタイリストが選んでくれる5つのファッションアイテムが届くオンラインのパーソナルスタイリングサービス。最初に好みのファッションや自身のサイズ、予算などを入力すると、スタイリストが選んだ洋服、アクセサリー、靴、バッグなど5つのアイテムが送られてくる。
ユーザーは気に入ったアイテムは購入し、不必要なものは送り返すことができる。毎回、商品をセレクトしてもらうたびに20ドルのスタイリング料がかかるが、この金額はユーザーがなんらかのアイテムを購入したときにその支払いに充当される。5点すべてを購入すると購買金額の25%が割引になる。
ユーザーは商品を送ってほしい期日を指定して利用するが、定期的に新しい商品を送ってもらう自動配達のオプションもある。隔週から4か月に1回まで、間隔は自由に指定することができる。送料は届くときも返品するときも無料。
サンフランシスコを拠点とし、3400人以上のスタイリスト、80人以上のデータサイエンティストを擁しているStitch Fixは、10月19日、NASDAQに上場するためIPOの申請を行ったと発表した。また今年に入って、Stitch Fixと類似のサービスを各社が発表。Gapは幼児向けの「BabyGap OutfitBox」を、Under Armourは「ArmourBox」を発表している。