日本から中国宛の越境EC市場が拡大する中、従来のEMSを始めとする国際郵便サービスを使った発送のみならず、中国越境EC通関を用いた配送需要が拡大している。「越境EC総合税による通関」とは、2016年4月8日から適用された越境ECの荷物に係る中国の輸入税制で、国際郵便物に課される「行郵税」よりも税率が低い通関方法。
日本郵便は、従来のEMSをはじめとする国際郵便サービスを補完する国際宅配便サービス「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」を10月16日から提供すると発表した。
本サービスは、申通快递(上海)の日本法人である申通エクスプレスジャパンが提供する中国の越境EC総合税による通関、および中国国内配送網を利用。UGXを実施するために日本郵便が出資した国際物流事業者レントングループの世界的なネットワークを活用し、全国の郵便局を通じて提供する。