同システムによって、これまで広告の出稿開始から一定時間が経過するまでその効果を把握できなかった広告クリエイティブの価値を出稿前に自動で予測し、ReFUEL4上で一元管理することが可能となる。これにより、広告企業におけるデジタルマーケティング施策の収益成長を図ることができるという。
2014年にサービスが開始したReFUEL4はこれまで、広告出稿企業とクリエイターをマッチングし、オンライン上で広告クリエイティブの発注・納品を可能にする成果報酬型のプラットフォームとして展開してきた。広告に対するユーザーの反応率を機械学習(マシンラーニング)にかけることで最適なデザインを解析する独自のAIを搭載しており、2016年には、米Facebook社による、その年に発表された革新的なマーケティングサービスを選出する「Innovator of the Year 2016」を受賞している。
今回、「CORシステム」を搭載したことで、インハウス(自社)運用を含めて広告企業がオンラインマーケティング施策に活用するすべての広告クリエイティブをReFUEL4上で一元管理し、クリエイティブ効果の自動予測やリアルタイムでの効果測定が可能となる。
アライドアーキテクツによると、企業が広告クリエイティブの効果を把握するのは、出稿から一定期間が経過した後になることが一般的であり、検証結果を次のクリエイティブに活用するまでにはタイムラグが発生していた。
しかしCORシステムによって、ターゲットや目的に応じて広告クリエイティブごとに予測される効果をスコア化し、広告出稿前に最適なクリエイティブを選定できるようになる。また、出稿中もリアルタイムで効果が測定できるため、パフォーマンスの高いクリエイティブへの広告予算の調整や、さらによい効果が期待できるクリエイティブへの差し替えなど、より柔軟かつ迅速な広告施策が可能となる。