インターネット広告事業を展開するファンコミュニケーションズが運営するアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」は、2017年3月23日より、提携するアフィリエイト参加者が掲載情報の信頼性をチェックできるサービスを提供開始した。
ファンコミュニケーションズによると、昨今では大手企業の副業解禁の流れが進行するなど副業への関心が高まっており、アフィリエイトもまた、自分のブログやWebサイトに掲載した広告から商品購入等の成果が発生すると収入が得られるという取り組みやすさから、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録する参加者は増加しているという。2017年3月現在、同社のASPであるA8.netには219万超のアフィリエイトメディアが登録されている。
その一方で、薬機法(旧薬事法)や景品表示法などの法律に詳しくない参加者が記事を配信し、意図せずして法に触れる広告宣伝を行ってしまうリスクがある。
このような背景を踏まえ、ファンコミュニケーションズは、アフィリエイト参加者が健全に広告宣伝を行うことで、アフィリエイト業界全体の健全化を目指し、Webメディアの掲載情報の信頼性の維持・向上に貢献することを目的に、本サービスの提供を開始した。
本サービスでは、バナーであれば200円から、ランディングページ等のWebページであれば3,500円から(※最低定取引金額:5万円、初回のみ)、提携する専門家による薬機法(旧 薬事法)・景品表示法などを基にしたサイト審査や著作権に関するチェックが受けられる。審査はバナーやテキスト、ランディングページなどの審査でも実績の多い、総合ネットセキュリティ企業であるイー・ガーディアンに依頼する。薬機法(旧 薬事法)などに関する資格保有者を中心とした審査経験と知識が豊富なスタッフから「抵触の可能性がある箇所を指摘」「代替表現案を提案」「関連法規などの共有」など、きめ細やかなフォローが受けられる。これにより、意図せずして法に触れる広告宣伝を行ってしまうリスクを回避できる仕組みだ。
ファンコミュニケーションズでは、本サービスを通じ、A8.netにおいて年内1万サイト以上のアフィリエイトメディアのサイトチェック利用を目指す。