2025年12月25日、ベイシアはトップワンの親会社であるトップホールディングスの全発行株式を取得する株式譲渡契約を結んだことを発表した。これにより、2025年12月26日付でトップワンはベイシアグループの一員となる。両社は今後、地域密着型の事業展開やサービス向上に向けて協働していく方針である。
ベイシアは国内137店舗を展開し、「より良いものをより安く」を追求する経営理念のもと、商品開発やサービス、地域生産者との連携強化に取り組んでいる。またデジタルの活用や人材育成にも注力し、顧客や地域社会の持続的な発展を目指している。
トップワンは愛知県を拠点に9店舗を運営し、「消費者ニーズにあった良い品をより安く」を軸に生鮮食品や加工食品、日用雑貨など生活に欠かせない商品を幅広く取り扱ってきた。
両社はこれまで「より良い商品をより安く提供し地域社会に貢献する」という同じ想いのもと事業を発展させてきた共通点があり、将来を見据えて持続的な発展を図るうえで協働することが最適であるという判断から、今回の連携に至った。
今後も現状の経営体制や店舗運営は原則維持しつつ、商品開発・サービス・デジタル領域におけるベイシアグループのリソースを取り入れながら、より高い満足度と新たな価値提供を目指す。
また、トップワンが展開する東海地域はベイシアの重点出店エリアでもあり、グループ化による地域へのアプローチ強化が見込める。両社は協力のもと、地域に寄り添った店舗開発・運営を進めていく。
