オイシックスと大地を守る会は、2016年12月22日開催の両社取締役会において、2017年秋を目処とした両社の合併による経営統合(以下、本統合)に向け、基本合意書を締結した。これにあわせて株式交換を行うことを決議し、株式交換契約書を締結。本株式交換は、2017年2月末日までに開催が予定される両社の臨時株主総会における承認を得た上で行われる予定だ。
本統合後の役員構成については、大地を守る会代表取締役社長の藤田を会長、オイシックス代表取締役社長の高島を社長とする体制を予定している。
大地を守る会は1975年、無農薬野菜の青空市を開始。その後は宅配事業やEコマース事業など、さまざまな事業を展開してきた。2000年に創業したオイシックスは、有機・特別栽培野菜、添加物を極力使わない加工食品など、多様な食品と食生活に役立つ情報をオンラインサイト「Oisix」にて提供している。
本統合後は、商品調達から販売までのサプライチェーンで共通する部分の効率化、マーケティングノウハウの共有による新規顧客層の拡大などの事業シナジーを想定。また、30代、40代前半を主要顧客とするOisixと、40代以降を主要顧客とする「大地宅配」は、本統合後もOisix、「大地宅配」による事業展開を継続していく方針だ。