ヤフーは、広告管理プラットフォームを提供するSizmekと、デジタルマーケティング領域における戦略的パートナーシップを結ぶことを発表した。
ヤフーはSizmekの広告管理プラットフォーム「Sizmek MDX」の販売総代理店として、国内の販売の強化を図る。また、Sizmek MDXを活用し、Yahoo! JAPANに配信できる広告の種類を拡充していく。
Sizmekは、デジタル広告の管理プラットフォームを提供しており、本社を置く米国をはじめ、世界70位上の国で広告枠コンテンツのターゲティングやオムニチャネルのデジタル広告配信を実現している。
近年のデジタルデバイスの普及や進化に伴い、ユーザーのコンテンツ消費時間が細分化。複数の媒体を活用したメディアプランが必要とされ、デバイスを横断した広告キャンペーンの管理が求められている。
今回のパートナーシップにより、両社は複雑化したデジタルマーケティングの課題を解決するための取り組みを強化していく方針だ。広告主や広告会社は、広告の制作、配信から効果測定まで、媒体横断やデバイス横断の広告キャンペーンをワンストップで実施できるほか、広告キャンペーンで統一された透明性の高い広告効果の測定が可能になるという。また、Sizmekのプラットフォームとヤフーのマルチビッグデータを活用することにより、ユーザーに合わせたメッセージやクリエイティブの最適化も期待されている。
この取り組みは2017年より段階的に開始し、Sizemek MDX の販売・サポートはヤフーが行い、Sizemikは日本での営業を2017年1月31日で終了する。