LINEは、「出前館」を運営する夢の街創造委員会との資本提携を発表。本資本提携により、O2O領域及びデリバリー領域へ本格的に参入していく。なお、両社は2016年5月23日付で業務提携契約を締結し、戦略的パートナーとして「Official Web App」への参画等を含む様々な取り組みを企図していた。
両社は、夢の街創造委員会が有するデリバリー事業のノウハウや加盟店とのネットワークと、LINEが持つ国内6,200万人(MAU)のユーザー層やスマートフォンに特化したサービス構築のノウハウを融合させ、両社のユーザーにとってより利便性の高いデリバリーサービスの提供を実現し、スマホデリバリー市場をリードする存在になることを目指す。今後はLINEアプリにおいて、プッシュ型デリバリー受注サービスの提供も企図している。
LINEは今回の株式譲渡契約で、夢の街創造委員会の発行済株式総数(自己株式を含む)の20.0%にあたる株式を取得。夢の街創造委員会の筆頭株主となるとともに、夢の街創造委員会はLINEの持分法適用会社となる予定だ。なお本株式取得に伴い、両社は提携関係の強化に関する合意書を締結している。