2013年頃より、デジタルマーケティングにおける最適化手法として活発になったコンバージョンレート最適化(CRO)は、そのほとんどがA/Bテストや離脱防止策などの改善施策が主とされてきた。
オプトは、同グループのクロスフィニティとCROソリューションの導入を推進し、2016年上半期時点で施策実施数は800件を突破。そのコンバージョン改善率は最大390%、平均実績で120%という高い数字を達成した。
今回の800件の事例のなかには、改善施策立案の前提となるサイト解析やユーザーテスト(※)などのデータ分析を活用した事例も多くなってきており、そうした取り組みも改善率が大幅に向上傾向となった要因となっている。たとえば、データ解析を行った人材サイトでは改善率160%、ECサイトでは改善率210%、不動産系サイトでは改善率170%と、いずれも平均改善率120%を上回る結果も出ている。
オプトとクロスフィニティでは、今回の実績をもとに、オウンドメディア内・オウンドメディアに至るまでの生活者とのコミュニケーションに着目し、CRO施策の一環としてコミュニケーション分析に取り組み、更なる企業の成果効率改善を目指す。
※ユーザーテスト…ユーザーにwebサイトを利用してもらい、ユーザーの行動や発言から、サイトの課題やユーザーの心理状況を把握する調査手法。