ラクーンが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の越境ECサービス「SD export」で、河出書房や偕成社、エイ出版社、CCCメディアハウスなどの出版社が海外の小売店や企業に向けて本の販売を開始した。
「SD export」は世界134か国へ卸販売ができる越境ECサイト。これまでアパレルや雑貨を中心とした商品を取り扱ってきたが、8月1日から新たに本ジャンルを追加した。すでに21の出版社がスーパーデリバリーを利用して国内の小売店に取次を通さずに本を直接販売する、という、書店以外の新たな販路を開拓する取り組みを行っている。
一方、海外ではフランスを皮切りに大人の塗り絵が大ブームとなっており、北米ではその売上が2014年100万部から2015年には1200万部へと急増。米アマゾンの売上トップ10の半分を大人の塗り絵が占めたこともあり、海外市場において塗り絵は人気の高いコンテンツ。これからも息の長い成長を続けることが見込まれることから、塗り絵を中心とした本の海外販売を開始することになった。