これまでのアドネットワークは、配信面の数や多様性を担保することが主流となっていたが、スマートフォン広告という特性上、広告ジャンルの偏りがあり、ミスマッチによってメディアの収益が安定しないという課題があった。こうした状況を踏まえて、DSPの開発・販売などを行うマーベリックは、インフィード広告ネットワーク「urca(ウルカ)」の提供をスタートした。
女性系メディアを中心としたインフィードネットワークを構築することで、あえて広告ジャンルを女性向けに特化。ファッション、美容、恋愛、メイク、コスメ、ダイエットなど、女性ユーザーが多く訪れるメディアや興味を持っているジャンルで、F0、F1、F2層を中心に配信する。スマートフォンWeb面からサービスを開始して、8月ごろにはアプリ面へ向けたSDKの提供を予定している。
女性系メディアに対しては収益の安定化、広告主には広告内容とユーザーが結びつきやすい状態を提供することで広告効果の最大限を目指す。また今後は、国内だけではなく、海外の女性メディアとの連携も視野に入れている。