「花椿」は1937年に創刊、その前身である「資生堂月報」(1924年創刊、1933年に「資生堂グラフ」に改題)を含むと、90年以上にわたって刊行を続けてきた歴史ある企業文化誌。2011年にウェブ版をスタートし、今回のリニューアルで、若い世代と親和性の高いウェブ版に軸足を移すことになった。
資生堂は、2020年までの中長期戦略「VISION 2020」で若い世代へのアプローチを重視しており、「花椿」WEBのリニューアルはその一環となるもの。アート、ファッション、ビューティーを中心としたコンテンツは、日めくりカレンダーのように日々新しい情報を更新していく。メインターゲットである20代読者が時代の空気を感じながら本物に触れ、感性が豊かになって自分を高められるような情報を発信するとともに、Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSとも連動し、読者との双方向コミュニケーションを図る。
また、ウェブと連動し、2016年秋に「季節の贈り物」として季刊誌を刊行する予定。季刊誌では、毎号の特集でより本質的なテーマを掘り下げるとともに、ウェブで掲載されたコンテンツとも連動するクロスメディア化を図る。