ショッピングセンターを運営するルミネでは、2014年2月からLINE公式アカウントを開設し、現在約830万人の友だちを獲得している。以前から、エイジアのメールマーケティングシステム「WEBCAS e-mail」を使ってEC会員向けメルマガを配信していたルミネでは、会員データベースと連携しパーソナライズしたLINE上でのメッセージ配信が実現できる「WEBCAS taLk」を導入。2016年1月に運用を開始した。
LINEアカウントとアイルミネ会員IDの連携操作はユーザー自身が行うため、ルミネでは、LINEユーザーがメリットを感じながら自然に連携操作ができるよう、「アイルミネ会員特典のLINE ギフトコードプレゼントキャンペーン」を実施したところ、当初の目標設定を上回る “連携会員”を獲得した。
ルミネではこの“連携会員”を 「ルミネの実店舗もネット通販も相互に利用する優良会員」と位置付けている。現在この“連携会員”に対し、ネット通販会員メリットの高い「EC限定の優待セール情報やクーポン情報」をWEBCAS taLkを活用して不定期に配信することで、サイト流入と購買機会を創出。クリック率も平均10%を超え、コンバージョン(購買)率も公式アカウントを圧倒している。
今後ルミネでは、「メールアカウント」と「LINEアカウント」など、ユーザーの利用状況に応じた“メッセージチャネルの最適化”や、ECサイト上の行動履歴・購買履歴に基づいた、よりきめ細やかなパーソナライズしたLINEのメッセージ配信に向けた機能構築を行う。