オットーグループ(Otto Group)は14日、Powa Technologiesとの提携を発表した。オットーグループは1949年創業の世界第2位のオンライン通販企業で、OTTO(オットー)、Bonprix、Crate & Barrel、Freemans Grattanを含む123社で構成されている。同社は、ドイツ最大の独立系宅配業者であるHermes Groupを所有している。
同グループの昨年度の売上高は132億ドルで、eコマース部門が主要な役割を果たしている。同グループはB2C(ビジネスツーコンシューマー)事業で世界第2位のオンライン小売業者であり、B2Cファッションとライフスタイルでは欧州1位のオンライン小売業者。
英国Powa Technologiesは、小売業者とブランド向けにオムニチャンネル・コマース環境を提供するPowaプラットフォームを展開している英国のテクノロジー会社。そのプラットフォームは、PowaWeb(ウェブ上のeコマース・プラットフォーム)、PowaPOS(実小売環境向けのハードウエアとソフトウエア)、PowaTag(「どこでもコマース」取引のイネーブラー)で構成されている。
今回、オットーグループはモバイル通販強化でPowa Technologiesと提携し、モバイル・コマース・プラットフォームを採用。無料モバイルアプリによって、ユーザーはQRコード、ビーコン、音声信号などのトリガーやソーシャルメディア上のリンクを通じて購入を完了することできる。オットーグループとしてのブランドは世界で400以上の実店舗を運営しており、PowaTag(パワタグ)と提携することにより、オットーグループは資産を最適化し、オムニチャンネル体験を提供する。