伊藤忠商事、中国中信集団有限公司(中国北京市)、Charoen Pokphand Group(タイバンコック市)、中国の移動体通信事業者最大手の中国移動通信集団公司(中国北京市)、上海市政府傘下の上海市信息投資股份有限公司(中国上海市)の5社は、上海自由貿易試験区を拠点とした中国におけるクロスボーダー電子商取引事業開始に向けて合弁契約書に正式調印した。
5社は今年4月の基本合意後、合弁事業を始める上で必要となる条件を交渉してきた。今回の調印により、5社は本格的なサービス開始に先駆け、11月にも試験的に提供を開始する予定。具体的には、食料品や生活消費雑貨を中心に約250アイテムから開始し、サービスレベルの維持、向上を図りながら徐々に拡大していく。
中国のクロスボーダーeコマース市場規模は成長の一途を辿っており、2013年の約767億元(約1.5兆円相当)から、2018年には約1兆元(約20兆円相当)まで拡大が見込まれている。