食の安全・安心が注目され、食品表示への関心が高まるなか、原材料の誤表示による食品事故は後を絶たない。その原因には食品表示への基礎知識や認識不足、食品表示関連規則に精通する専門スタッフの不足や専門機関への高委託コストなどがある。
伊藤忠インタラクティブの新サービス【Label+(ラベルプラス)】は、食品表示/品質管理の専門スタッフの目を通じて、正しい食品表示の作成を支援するオンラインサービス。食品表示における、名称・原材料表示のチェックがオンライン上で完結(書類手続きは不要)し、原材料データベースによる予測変換・表記チェック機能による簡単入力が可能。さらに、専門知識を持ったスタッフによる、安心のチェック体制も整備されている。
利用の際は、ウェブサイトで会員登録(無料)したあと、該当商品の名称・原材料名を入力すると、その情報をサービス専門スタッフが確認し、スタッフとのやり取りや指摘事項をユーザーごとの個別ページ上に表示する。専門スタッフが修正された内容を再度チェックし、問題がなければ完了。印刷用のテキストデータとして出力可能な状態となる。
伊藤忠インタラクティブは、2015年4月に施行された新食品表示法への対応や、今後市場拡大が期待されるインバウンド(輸入品)・アウトバウンド(輸出品)対応など、インターネットを活用した食品関連業務支援事業を推進するとともに、原材料データベースには今後さまざまな機能を追加し、原材料のレコメンド表示機能や外国語翻訳などに対応していく。