「広告を見て、実際に何度も購入したことがあるか」というアンケートに対して、シンガポールで最も回答が多いメディアは、1位がWEBサイト(53.57%)、2位がテレビ(46.94%)という結果に。なお、3位以下は次のとおりとなっている。
シンガポール:「広告を見て、実際に何度も購入したことがあるか」3位以下のメディア
3位:新聞(45.6%)
4位:雑誌(33.51%)
5位:屋外広告(33.15%)
6位:モバイルアプリ(24.87%)
7位:ラジオ(13.99%)
一方日本では、1位・2位がほぼ同率で、WEBサイト(63.5%)、雑誌(63.2%)となった。シンガポールと同様、WEB広告が高い効果を発揮する一方、雑誌広告の影響力の高さは独自の傾向と言えるかもしれない。3位以下は次のとおりとなっている。
日本:「広告を見て、実際に何度も購入したことがあるか」3位以下のメディア
3位:テレビ(51.5%)
4位:新聞(43.1%)
5位:モバイルアプリ(42.0%)
6位:屋外広告(41.4%)
7位:ラジオ(27.9%)※(日本のデータはネオマーケティング調査)
アジアリサーチ総研は調査総括として下記のようにまとめている。
1.シンガポール(東南アジア)においても、WEB広告は「広告⇒購買」という消費行動に移りやすいツールとして、重要な位置を占めるまでになってきている。
WEB広告をきっかけに、実際に何度も購入したことがある人の割合
- シンガポール…53.57%(代表メディアの中で第1位)
- 日本…63.5%(同上)
2.シンガポールにおいて、広告で興味を引くことは(日本ほどは)難しくないものの、広告きっかけで実際の購買行動につながる確率は、日本より低く(難しく)なる傾向がある。
WEB広告の例
- シンガポール…38.27%(興味ある広告を複数回発見)→ 53.57%(実際に複数回購入)
- 日本…15.6%(興味ある広告を複数回発見)→ 63.5%(実際に複数回購入)
本調査は、シンガポール在住者を対象にWEBアンケートによる調査方式で実施。有効回答数は200名である。